ニット・ウール類：ぎゅうぎゅう詰めは避け しっかり防虫対策を

お手入れ

セーター、コートなどは、やはりクリーニングにだしてからしまうのが安心です。そして戻ってきたら一度陰干しをするのがコツ。衣類に残っている湿気がカビやシミの原因になる場合もあるからです。家庭で洗う場合は、毛並みの上下に沿って丁寧にブラッシングしてあげると、風合いを保つことができます。

収納

基本的にはたたんで収納ケースや整理だんすに入れておきますが、このときギュウギュウに詰めるのは避けましょう。厚手のウールのプリーツスカートなど折りジワがついてしまうと面倒なものは、一日分の新聞紙（白っぽい服の場合はラップの芯など）を間に挟んでたためばシワは防げます。厚手のセーターは防虫剤を中心に入れてクルクル巻き、手さげの紙袋に入れて口をガムテープで閉じ、押し入れのなかにつるしておけば、場所も取らないし、防虫対策もしっかりできます。コートは型くずれしないように、しっかりした木製のハンガーを使用し、背中の部分にシワが出ないようにしましょう。ダウンジャケットは小さくたたんで袋に入れるとコンパクトになりますが、表地がシルクや綿の場合はシワになるのでハンガーにかけます。

また、防虫剤は収納ケースの上の方に入れると効果的です。種類によっては成分が違い、何種類かを一緒にすると化学反応を起こし、衣類を変色させる場合もあるので、必ずひとつのケースには一種類しかいれないようにしてください。このとき、底にその日の新聞を敷いておくと、刷ったばかりのインクの匂いが虫よけの役割をしてくれます。

マフラー、手袋などの小物：小さな缶を利用すれば紛失も防げる

お手入れ

それぞれの素材にあった方法で汚れやホコリを落としてからしまうのが長持ちさせる秘訣です。

収納

マフラーや手袋などの小物は紛失を防ぐために、お菓子の入っていた小さな缶などを使うと便利です。入れたものを書いたラベルを缶に貼っておけば来シーズン使う時わかりやすいし、缶は密封性にすぐれ、防虫効果もあるので、乾燥剤をいれて収納すれば安心です。

収納のポイント

1. 入れ物の容量以上に詰めすぎない。
   型くずれの元に。
2. 革製品はできるだけ通気性の良い場所に保管し、カビを防ぐ。
3. 収納ケースに中の物を明記し、次に出す時のために、わかりやすくする。