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民間の医療保険の選び方は年代によって異なる!
おさえるべきポイントは?

民間の医療保険とは、公的医療保険だけではカバーしきれない自己負担分や他にかかる費用を補うための任意加入保険です。保障内容は保険会社の商品ごとに異なります。
保障を受けられる保険期間は定期か終身か、入院給付金日額は1日いくらに設定するか、手術時の保障は倍率タイプか定額タイプかなど、自分に合った医療保険を選ぶのがポイントです。

医療保険の選び方は、年代や性別によっても違います。20代と40代では病気リスクや収入の面でも大きな差があるため、ライフステージに合った保険に加入しましょう。女性の場合は、乳がんや子宮がんなど、特有のリスクについても考慮する必要があります。
この記事では、民間の医療保険の選び方について、年代・性別ごとのポイントなどを解説します。

そもそも民間の医療保険とは何を保障してくれるものなの?

保険会社が販売する民間の医療保険は、公的医療保険だけではカバーしきれない医療費等を補うものです。法律によって加入が義務付けられている公的医療保険とは違い、任意加入となっています。

民間医療保険の保障内容は、保険会社の商品によってさまざまです。多くの場合は、入院したり手術を受けた際の給付金を基本保障(主契約)としています。さらに、がんまたは3大疾病保障、通院保障、先進医療保障、就業不能保障などの特約を付加することで、カバーできる範囲を広げられます。

日本の公的医療保険は充実しているといわれています。しかし、大きな病気で手術や入院、先進医療を受けるとなると、公的医療保険である国民健康保険や健康保険だけではカバーしきれない費用がかかります。ケガや病気によって働けなくなれば収入も減少するため、家庭によっては生活が苦しくなってしまうケースもあるでしょう。
民間の医療保険に加入することで、病気やケガによる入院・通院費用等の経済的負担をできるだけ抑えることができます

民間の医療保険を選ぶ際におさえたいポイント

民間の医療保険に加入する際は、まず現在加入している公的医療保険の保障範囲を確認し、医療保険でどのような保障を補えばいいのかを把握することが大切です。

民間の医療保険の選び方でおさえておきたいポイントは、1.保険期間、2.入院時の保障、3.手術時の保障の3つが挙げられます。

1.保険期間

保険の期間には、定期タイプと終身タイプの2種類があります
定期医療保険は、10年、15年等と、保障される期間が定められている保険です。契約時に定めた一定期間を過ぎると更新が可能である場合が多く、更新時の年齢に応じて保険料が高くなるのが一般的です。

保障が一定期間のため、ライフステージに合わせて定期的な見直しをすることができます。若い世代の場合、保険料を比較的抑えられることと、その時の自分に必要な保障だけを備えることができるのがメリットです。「子どもが小さいうちだけ」「事業が軌道にのるまで」など、期間を定めて保険に加入したい場合は、定期医療保険がおすすめです。

終身医療保険は、加入すれば保障が一生涯続く保険です。満期はなく、月々の保険料は一定の金額から変わることがありません。20代のうちに加入しておけば、病気やケガのリスクが上がる50代、60代以降の保険料負担を抑えることができるのがメリットです。一方で、一度加入してしまうと保険の見直しがしにくい場合があるというデメリットがあります。

2.入院時の保障

保険の選び方として、入院時の保障についてもしっかりチェックしましょう。入院時の保障として病気やケガで入院した場合、1日あたりに決められた給付金を受け取れます。入院給付金日額は、1日あたり5,000円、1万円など、契約時に加入者が設定した金額の受け取りが可能です。また、保険会社や商品によって1入院の支払限度が決まっており、上限を60日としている保障が主流となっています。60日のほかに、30日、120日、それ以上の日数が設定されている商品もあります。

厚生労働省「中央社会保険医療協議会 総会(第466回)主な選定療養に係る報告状況」によると、令和元年7月の差額ベッド代1日あたりの相場は、4人部屋2,562 円、3人部屋2,812 円、2人部屋3,044 円、個室8,018円となっています。[注1]個室を利用した場合は、5,000円の入院給付金では1日のベッド代を補えない計算になります。

入院中は差額ベッド代のほかに、寝巻きやタオルのレンタルや、備品、食事、家族のお見舞いの交通費など、さまざまな費用がかかります。入院給付金ですべてを補う必要はありませんが、月々の保険料負担を考慮しながら、最低限必要な保障がある保険を選びましょう。

[注1]厚生労働省:令和2年9月「中央社会保険医療協議会総会(第466回)主な選定療養に係る報告状況」

3.手術時の保障

民間の医療保険の選び方として、手術時の保障も大事なポイントとなるでしょう。手術を受けた場合に受け取れる給付金は、入院給付金日額に、手術の種類ごとに決められた倍率をかけて決まるタイプと、手術内容に関わらず決まった金額を受け取れる定額タイプがあります。

入院給付金日額×手術倍率タイプは、保険会社によって倍率設定が異なります。たとえば同じ腹膜炎の手術を受けたとしても、加入している保険によっては、受け取れる金額に差が出ることもあるのです。

一時金として自由に使えるお金を給付してもらえるタイプも

医療保険のなかには、入院日数や手術内容にかかわらず、一定の条件を満たすことで一時金を受け取れるタイプの保険があります。入院の短期化が進んでいる近年、数日間の短期入院であってもまとまったお金が受け取れるのは大きなメリットで、医療保険の選び方のポイントのひとつです。収入が減った分の生活費に充てるなど、自由な使い方ができる点も魅力です。

また、入院一時金を特約として付加するタイプの医療保険であれば、入院給付金日額と一時金が受け取れるなど、長期入院にも対応できます

民間の医療保険の選び方は年代によって異なる?

医療保険の最適な選び方は、年代による収入やライフスタイル、身体の変化によって異なります。

20代のうちは、一般的に病気リスクが少なく、収入も安定していない人が多いため、必要最低限の保障を選び、月々の保険料を抑えるのがおすすめです。

30代は結婚や出産によるライフスタイルの変化が起こりやすい年代です。20代のころと比べ、医療保険の選び方も変わってきます。まだまだ身体も若く、大病や長期入院のリスクは低いものの、仕事ができない期間が少しでもあれば、家計に支障をきたすでしょう。もしものときに備えて、医療保険と預貯金にて準備しておきたいところです。

40代はケガ・病気リスクが高くなる年代です。公的医療保険だけでは医療費負担が重くなる可能性が高いため、30代よりは保障の手厚い医療保険に入っておくことをおすすめします。自身のライフスタイルにおけるリスクに加え、預貯金がどのくらいあるかも考えながら、医療保険を選ぶとよいでしょう。

50代は、加入している医療保険を見直してもよい時期です。医療保険は時代に合わせて変化します。加入から時間が経っている人は、保障内容を改めて確認し、今考えられるリスクに対応できるかを、しっかり見極める必要があります。
保障内容の見直しを検討する場合は、許容できる保険料を考慮しながら、別の医療保険に加入するか、特約を追加するかなどして、不要な保障を外し、必要な保障をきちんと備えておきましょう

女性特有の病気や持病などにも気を付けよう

女性が民間医療保険を選ぶ際に大切なのが、女性特有の病気リスクについて考えることです。
医療保険のなかには、乳がんや子宮がんなど女性特有の病気と診断された際、入院給付金や手術給付金といった基本保障に、一定の金額が上乗せされる女性向けの商品があります。

乳がんや子宮頸がんといった女性特有のがんは、20代でも罹患する可能性があります。とくに、身内に乳がんを患った人がいる、若い頃から生理が重い、小さな子宮筋腫があるなど、女性特有の病気や持病に不安がある場合は、女性向け医療保険、または女性向け特約を付加できる医療保険への加入がおすすめです。

保障が手厚い分毎月の保険料も高くなるため、保障内容と保険料のバランスを考えながら選ぶことが大切です。

まとめ

民間医療保険の選び方は、病気リスクが少ない20代、家庭や子どもを持つようになる30代、病気リスクが上がる40代など、年代によって異なります。女性の場合は、乳がんや子宮がんなど、女性特有の病気にも備えられる医療保険の検討もよいでしょう。
自身のライフステージに合わせて、最適な医療保険を選びましょう

40代以降の病気リスクで最も懸念されるのが「がん」です。がんは罹患すると長期的な治療を必要とする場合が多く、手術や入院、治療費などの金銭的負担がかかります。昨今、がん治療における入院日数は短くなっており、通院治療が主流となっています。がんリスクに備えたいという場合は、入院日数や治療内容にかかわらず、がんと診断されただけで一時金が受け取れる保険が安心です。

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