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終身医療保険とは?
特長やメリット・デメリットを解説!

医療保険の契約を検討しているとき、頭を悩ませるのが医療保険の種類です。医療保険は大きく分けると「定期型」と「終身型」の2種類があり、人によって選択すべきタイプが異なります。

この記事では、終身医療保険の特長やメリット・デメリットについて解説していきます。

目次

医療保険の「終身型」と「定期型」の特長は?

医療保険とは、入院や通院、手術費等を保障してくれる保険商品のことです。そのうち、保障が生きている限りずっと継続するものが「終身型」、保障期間が限定されるものが「定期型」に分類されます。

まずは、医療保険の「終身型」と「定期型」の違いについて、もう少し詳しくみていきましょう。

医療保険の「終身型」の特長

<医療保険の「終身型」イメージ図>

終身型医療保険のイメージ

医療保険の終身型(終身医療保険)は、入院や手術等の費用について「生きている限り一生涯」にわたって保障してくれる商品です。

終身医療保険の保険料の支払い方法には、以下の2パターンが存在します。
●一生涯定額を払い続ける「終身払い」
●一定期間や一定年齢で支払いが終わる「短期払い」

終身払いを選ぶと、一生涯支払う代わりに1回あたりの保険料は軽減できます。一方で短期払いを選ぶと、将来の支払い負担がなくなる代わりに1回あたりの保険料が高くなります。

どちらも一長一短があるため、ライフスタイルに合わせて最適な支払い方法を選ぶことが大切です。

医療保険の「定期型」の特長

<医療保険の「定期型」イメージ図>

定期型医療保険のイメージ

医療保険の定期型(定期医療保険)は、入院や通院、手術にかかる費用が「一定期間」保障されるものです。子どもが就学中の間など「必要なとき」だけ備えることができます

保険期間の特徴としては、例えば、期間を10年間で契約した場合、契約満了時には、契約を更新してさらに10年間保障を継続することも可能です。

保険料は更新するごとに見直され、年齢を重ねるとともに上がっていくところが特徴的です。また契約が更新できる年齢には上限があり、年齢によっては更新できないこともあるため注意が必要です。

終身医療保険のメリット

ハート型に飛ぶ鳥たちと夕焼け

終身医療保険と定期医療保険とでは、「保険期間」と「保険料」が異なるとお伝えしました。しかし、しっかりとそれぞれの違いを理解できても、結局どちらを選べばいいか迷ってしまう人は多いかもしれません。

そこで、ここからは終身型の医療保険のメリットについてお伝えしていきます。自分にとって最適な医療保険はどちらなのか、判断するときの材料として役立ててください。

1.保障が一生涯継続

終身型の最大の魅力は、やはり生きている限り保障が継続することです。一度契約してしまえば、年齢を重ねても病気になっても、ずっと保障を受け続けることが可能です。

どのような医療保険でも、申し込み時には健康状態を告知する必要があります。保険会社によっては、一度病気になったり持病を抱えたりしたときは、希望する保険が契約できなかったり、保障条件が変わることがあります。

その点、終身型に加入していれば、その心配はありません。生きている限りずっと安定して保障を受けたい場合は、終身型の保険がおすすめです。

2.保険料が上がらない

保険料が常に定額なのも、終身型の大きなメリットです。

一般的に、定期型の保険に入るときは、大きな病気をしていなくても更新とともに保険料が上がっていきます。「入ったときは保険料が安かったけど、年々高くなって支払いが負担になってきた」というケースも珍しくはありません。

終身型であれば一定額の保険料がずっと継続し上がることはないので、マネープランが立てやすくなります。

終身医療保険のデメリット

家計簿を見ながら頭を抱える女性

次に、終身型の医療保険のデメリットについてお伝えしていきます。メリットとデメリット双方をよく比較したうえで、終身型と定期型のどちらに入るべきかを検討するようにしましょう。

1.若いうちは保険料が割高になる

定期型と同じ保障内容で比べたとき、終身型は、高齢になってからの疾病リスクも考慮して保険料が設定されるため、若いときの保険料が高くなることが多い点に注意しましょう。従って、収入が低い若いうちは保険料負担が大きくなりがちです。

「現在の保険料を最低限に抑えたいのか」「保険料総額で見てお得なほうがいいのか」は、保障内容やその時の状況によって違ってくるでしょう。現在の家計の状況や10年後20年後の保障の必要性など、何を優先するかをよく考え、最適な選択をしてください。

2.終身払いは、定年後も支払いが終わらない

保険料を「終身払い」にしているケースでは、定年後にも支払いが継続することになるため注意が必要です。収入が減ったり年金生活になったりしたときに保険料が家計を圧迫したり支払えなくなったりするリスクがあります。

3.終身医療保険で気を付けたいポイント

終身医療保険は一生涯保障が継続するものなので、加入したら安心してしまい、途中で保険の見直しするという意識が薄くなりがちです。年齢やライフステージ、家族構成が変わったり、医療技術の進歩などで保障内容が古くなったりすることで、最適な保険は変わってくることに注意が必要です。

終身医療保険はどんな人におすすめ?

定期医療保険は、「一定期間だけ医療保障を充実させたい」人におすすめの商品です。
●子どもが小さいうちは保障を手厚くしておきたい
●貯蓄が少ない期間は医療費負担を保険で備えておきたい

上記のように「一時的に保険に入り、5年後10年後に家族構成やライフステージが変化したときに保険を見直したい」と考えている人は、必ずしも終身型である必要はありません。

終身医療保険は、
●契約の更新がなく保険料が増えない
●一定の年齢で保険料の支払いを終えるプランもあり、収入が少ない高齢期でも保障の継続ができる。
●加入時の年齢によっては割高
という特徴があります。
契約の更新がなく保険料が増えないため、生きている間は安定して医療費を保障してもらいたい人にはおすすめの保険です。

あわせて「スマ保険の終身プラン」もご参考にしていただけると幸いです。

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