基礎知識
結婚したら保険の見直しをするべき?
その理由と見直しのポイント
見直しを怠ってしまうと、万一のときに十分な保障が受けられず、遺された家族が経済的な困難に直面するかもしれません。そのようなリスクを避けるためにも、現在加入している保険が家族に適しているか、見直してみましょう。
この記事では、結婚を機に保険を見直すべき理由を詳しく解説します。
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結婚したら保険の見直しをすべき理由
独身時代に加入した保険は、貯蓄性のある保険など、自分自身への保障が中心であるケースがほとんどではないでしょうか。結婚を機に家族のことも考慮した保障へ見直すことで、結婚後に考えられるさまざまなリスクに備えられます。
例えば、片働き夫婦の家庭で働き手に万一のことがあった場合、収入が途絶え、家計への影響も大きくなってしまいます。万一のリスクに備えるためにも、生命保険への加入を検討したほうがよいでしょう。
共働き世帯の場合であれば、葬儀費用をまかなえれば十分というケースも考えられます。
また、子どもを持つ場合、出産にかかる入院費や医療費だけではなく、教育資金も必要です。文部科学省が公表している「令和3年度子供の学習費調査の結果」によると、幼稚園から高等学校まですべて公立学校に通った場合の平均学習費総額は574万円です。[注1]
私立学校に通う場合、さらに多くの費用が必要となります。現在の貯蓄だけで教育資金への不安がある場合は、学資保険の加入を検討してもよいでしょう。
[注1]文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果」p.2
保険の見直しでやるべきこと
結婚後の保険の見直しを行う際には、まず今後の中長期的なライフプランを立てることから始めましょう。中長期的なライフプランが明確になると、生涯にかかるお金や起こり得るリスクを予測できるため、必要な保障が自然とみえてくるでしょう。
住宅の購入、自動車の買い替え、子どもの入学など、ライフイベントに応じて必要な金額は異なります。それぞれのライフイベントに必要な資金を試算し、適切な保障を洗い出します。
さらに、万一働き手が病気やケガで働けなくなった場合など、予期せぬことが起きた際の備えが十分かも含めて考えることが大切です。
ここでは、具体的に保険の見直しでやるべきことや押さえるべきポイントを詳しく説明します。
現在加入している保険を把握しよう
現在、加入しているすべての保険の保険証券を準備し、どのような保障が受けられる状態であるのか把握しましょう。現在の保険と将来のライフプランを照らし合わせることで、必要な保障の漏れを防げるはずです。
また、夫婦それぞれが加入している保障内容をすべて把握することが大切です。お互いが加入している保障内容を正確に把握していない場合、重複している保障に気づかない、もしくは、配偶者が保険金や給付金を受け取る機会を逃してしまう恐れがあります。
保障内容は、保険証券や約款に明記されています。保障内容以外に、保険の種類、保障期間、月々の保険料、払込期間も確認しましょう。
保険金受取人が親になっている場合は、配偶者や子に変更することも忘れてはいけません。
必要な保障、希望する保障は何か考えよう
現在加入している保険の保障内容を把握したら、家族の中長期的なライフプランを元に必要な資金を洗い出し、必要な保障内容を検討します。
住宅や自動車の購入、子どもの教育資金や退職後の生活資金など、それぞれのライフイベントに必要な資金を洗い出すことで、生涯にかかる資金をある程度見積ることができるでしょう。
次に、病気、ケガ、死亡など起こり得るリスクを想定します。万一のことがあった場合でも必要な資金を確保するためには、どのような保障があれば安心かを夫婦で話し合う必要があります。
例えば、一家の働き手が病気やケガで働けなくなった際の医療費や生活費に不安がある場合は、医療保険やがん保険の加入を検討しましょう。
検討すべき保険

保険には、さまざまな種類があります。どのような保険があるか理解した上で、家族のライフステージやニーズに合った適切な保障を選びましょう。
保険は3つの分野に分けられています。人の生命や人生に関わる第一分野の保険、物に対する損害を補てんする第二分野の保険、病気やケガの治療費用などを補う第三分野の保険の3つです。
中でも、結婚を機に見直したい代表的な保険は、第一分野に属する生命保険や、第三分野に属する医療保険です。結婚すると配偶者の生活を守る必要があることから、自分に万一の事態が起きたときの備えを意識しましょう。
これらの保険を中心に見直すことで、万一の事態に備え、経済的に安定した生活を守ることができるでしょう。
ここでは、結婚を機に保険の見直しをされる方向けに、保険の種類と保障内容を解説します。
万一に備えるなら死亡保険
死亡保険とは、被保険者が死亡もしくは、高度障害を負った場合、保険金受取人に保険金が支払われる保険です。
万一、家計を支えていた働き手が死亡してしまうと、家計の収入が無くなってしまいます。そのようなリスクに備え、遺族の生活を守るのが死亡保険です。死亡保険金は、残された家族の生活費や子どもの教育費に充てることができます。
死亡保険には、主に一定期間保障する定期保険と、一生涯保障する終身保険があります。定期保険は基本的に保険料が掛け捨てであるため、終身保険と比べて保険料が安いのが特徴です。
一方、終身保険は途中で解約すると解約返戻金を受け取れるため、貯蓄代わりに活用できます。ただし、契約期間が短いと解約返戻金が払い込んだ保険料よりも低くなってしまうため、注意しましょう。
死亡保険について詳しく知りたい方は、「死亡保障とは?保険の種類や選び方のポイントを解説!」を参照ください。
病気やケガに備えるなら医療保険・就業不能保険・がん保険
病気やケガに備えたいなら、医療保険、就業不能保険、がん保険が選択肢に入るでしょう。
医療保険は、国民健康保険や被用者保険の公的医療保険でまかなえない費用に備える保険です。例えば、入院時の食事代や差額ベッド代など、公的医療保険では保障されない費用を医療保険でカバーできます。
医療保険については「医療保険のおすすめは?年代・性別・家族構成別に解説!」で年代・性別・家族構成別に解説しているので参考にしてください。
一方、就業不能保険は、病気やケガで就労できなくなった場合の経済的リスクに備える保険です。一家の働き手が長期間働けなければ、収入が途絶えてしまいます。公務員や会社員には、公的医療保障として傷病手当金が支給されますが、自営業やフリーランスの方などには支給されません。
そのため、自営業やフリーランスの方などは会社員や公務員よりも、就業不能保険の必要性が高いといえます。
就業不能保険についてもっと知りたい場合は「病気やケガで働けない時に受けられる支援制度とは?就業不能保険は必要?」も併せてご確認ください。働けなくなった場合に受け取れる金額をケース別で解説しています。
がん保険は、がんの治療費をカバーするための保険です。がんの診断を受けた時に一時金が支払われるものや、入院や手術の際に給付金が支払われるものが代表的です。
商品によっては、退院後の通院費用もカバーできるものもあるため、がん家系の方やがんへの備えを手厚くしたい方は、がん保険の加入を検討すると良いでしょう。
子どもの将来を考えるなら学資保険
学資保険とは、将来の子どもの教育資金を確保するための貯蓄型保険です。毎月保険料を払い込むことで、進学時期に合わせて教育資金が受け取れます。
学資保険は教育資金の貯蓄としての機能だけでなく、親に万一のことがあった際に備える保障としても機能します。学資保険の契約者は、子どもの父親もしくは母親です。万一亡くなった際は、死亡後の保険料の払込みが免除されます。保障は継続され、祝い金および満期保険金を受け取れます。
祝い金は、通常子どもの進学の節目に受け取ることができますが、学資保険のプランによって受け取るタイミングが異なる場合があります。一方、満期保険金が受け取れるのは、保険金加入時に設定した満期日です。
学資保険について詳しく知りたい方は、「学資保険とは?概要やメリット・デメリットについてわかりやすく解説」を参照ください。
結婚を機に自身や家庭に必要な保障は何か、保険料はいくらになるのかを見直すためにもまずはかんたん見積りをしてみましょう。
保険料の平均額は?
様々な保険を紹介してきましたが、一般的な家庭では、どのくらいの生命保険料を払い込んでいるのでしょうか。公益財団法人生命保険文化センターの「生命保険(個人年金保険を含む)の加入状況」によると、2021年時点の世帯の平均年間払込保険料(全生保)は、37.1万円です。[注2]
保険料は家庭の状況によって大きく異なりますが、平均額を知ることで保険料のおおまかなイメージをつかむことができます。
保険料は、毎月一定額支払う固定費です。必要以上の保険に加入してしまうと、家計が圧迫されることになりかねません。払込期間中に、失業や不景気によって収入が減少したり、子どもの教育費によって支出が増加したりなど、家計の収支が大きく変わる可能性があります。
保険に加入する際には、保障内容だけでなく、長期的に無理なく払い込める保険料か検討することが大切です。
[注2]公益財団法人生命保険文化センター「生命保険(個人年金保険を含む)の加入状況」p.37
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それぞれの家庭にとって最適な保険は、ライフスタイルや資産状況によって異なります。生涯にかかるお金や起こり得るリスクを予測した上で、必要な保険を選択しなければなりません。
また、保険料は保障内容、契約年齢、保険期間、払込期間などさまざまな要因によって大きく変わります。これらの条件を考慮しながら、無理のない保険料の範囲内で最適な保険を探しましょう。
太陽生命ダイレクト「スマ保険」のかんたん見積りは、生年月日と性別の2項目を入力するだけで簡単に保険料を試算できます。入力画面に従って必要な保険を選択すると、月々の保険料がすぐにわかります。
保険をご検討の際には、ぜひご活用いただき、ご希望に合った保険をお選びください。
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まとめ
結婚によって家族構成や生活スタイルが変われば、必要な保険も変わります。そのため、結婚は保険の見直しをするタイミングと言えます。
将来起こり得るさまざまなリスクに備えるためにも、結婚を機に保険を見直し、家族にとって最適な保険を検討しましょう。
保障内容だけでなく、保険料のチェックも欠かせません。必要な保障をしっかり確保しつつ、家計にとって無理なく払い込める保険料か確認しましょう。
太陽生命ダイレクト「スマ保険」では、月々の保険料を抑えながらも、必要な保障を得られるプランをご提案いたします。太陽生命ダイレクト スマ保険「死亡保険」や、太陽生命ダイレクト スマ保険「がん保険」など、さまざまな保険商品を取り扱っています。
まずはかんたん見積りで自分に合った保障内容や保険料をシミュレーションしてみてください。