社会の「元気」に貢献する取組みとして、「元気・健康」に取り組んでいる企業·団体等を応援しています。地域住民の健康を支える「かかりつけ医」の活躍を表彰する日本医師会等主催の「赤ひげ大賞」への協賛、全国の認知症関連セミナーヘの協賛、疾病予防・健康増進に効果のある「クアオルト健康ウオーキング」の導入を進めている地方自治体の支援等を行っています。
加えて、東京都健康長寿医療センターとの「歩行速度データ」を活用した共同研究や、滋賀大学、滋賀医科大学、日本医師会総合政策研究機構との認知症に関する研究を通じて、認知症をはじめとする超高齢社会の課題解決に取り組んでいます。
~スポーツ協賛を通じた青少年の育成、女性応援等~
スポーツ協賛を通じた青少年の育成と各スポーツの普及を目的に、「太陽生命U9ジャパンカップ」、「アイスホッケー教室」、「太陽生命カップ全国中学生ラグビーフットボール大会」、「全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会」に協賛しています。また、スポーツを通じ活躍する女性を応援することを目的に、アイスホッケー女子日本代表、ラグビー女子日本代表へ協賛しています。さらに、健康寿命の延伸という社会的課題への取組みとして、JLPGAレジェンズツアー「太陽生命 元気・長生きカップ」を開催し、女子シニアゴルフへ協賛しています。
また、こうした活動が評価され、東京都より「東京都スポーツ推進企業」、スポーツ庁「スポーツエールカンパニー」に認定されました。
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~太陽生命の森林の活動を通じた地域・社会、環境への貢献~
東西2カ所に「太陽生命の森林」を設置し、社員等ボランティアによる森林保全活動を進めています。2006年3月に栃木県那須塩原市に設置した「太陽生命の森林」では、カラマツの間伐や林道整備作業を実施し、太陽の光が差し込む明るい森林づくりを進めています。2007年11月に滋賀県高島市に設置した「太陽生命くつきの森林」では、昔里山林であった森林をフィールドとして在来種であるトチノキやアカマツの保全活動やビオトープ整備、地元の小学生とどんぐりから広葉樹を育てる「どんぐりプロジェクト」(*)などを展開しています。こうした活動実績をふまえ、2022年9月には環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」(*)に参画しました。
(*)「どんぐりプロジェクト」は、2019年6月、全国レクリエーション協会が主催する「第31回森林レクリエーション地域美しの森づくり活動コンクール」において「奨励賞」を受賞しました。
(*)「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」とは、2030年までに生物多様性の損失を食い止め回復させるというゴールに向け、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全しようする世界的な目標です。環境省は、その目標達成に向けた機運の醸成と取組みの促進を図ることを目的として、行政、企業、NPO等による有志連合「生物多様性のための30by30アライアンス」を設立しました。
~責任投資原則(PRI)に基づく資産運用~
当社は、機関投資家として社会的責任をより一層果たしていくためには、投融資活動を通じて社会や環境により良い影響を及ぼし、持続可能な社会の実現に貢献していくことが不可欠であると考えています。
こうした考えのもと、2007年3月に、国連が支援する「責任投資原則(PRI)」に、日本の生命保険会社として初めて署名しました。
当社は、同原則にもとづく、環境・社会・企業統治(ESG)の課題に十分配慮し、持続可能な社会の実現に向けた資産運用を推進しています。
~環境に配慮した不動産投資~
新築ビルや既存ビルの改修においてLED照明・エネルギー効率の高い空調設備等を導入するなど、環境に配慮した不動産投資を行っています。また、当社が組合員および参加組合員として参画している渋谷駅東口エリアの「渋谷二丁目17地区市街地再開発事業」では、都内の超高層複合用途ビルでは初めてとなる「ZEB Oriented」認証(*)を取得しました。
(*)ZEB(Net Zero Energy Building)は、省エネルギーとエネルギー自立によって室内環境の質を維持しながら、エネルギー収支をゼロにすることを目指す建物のことです。なかでもZEB Orientedは、延べ面積 10,000 ㎡以上の建物において、年間一次エネルギー消費量を同水準の標準的な建物に比べ40%以上削減するとともに未評価技術によって更なる省エネを実現した建物に与えられる認証です。