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がん保険

がん保険に入っておけばよかった…と
後悔しないために知っておきたいこと

令和4年3月に発行された公益財団法人 生命保険文化センターの生活保障に関する調査によると、病気やケガによる入院・手術時に給付金が受け取れる医療保険の加入率は65.7%と高い水準である一方、がん保険やがん特約の加入率は39.1%(※18〜79歳で集計)に留まっています。[注1]
がん保険は、幅広い病気やケガに対応している一般的な医療保険に比べて、がんにかかった時しか保障されないので、「わざわざ加入する必要はないのでは?」と思う人が多いようです。
果たして、がん保険は本当に必要な保険なのでしょうか?

この記事では、「がん保険に入っておけばよかった」と後悔しないために知っておきたいがん保険の必要性や、がんの治療にかかる費用の相場、がん保険の保障内容について解説します。

[注1]公益財団法人 生命保険文化センター「令和4年度『生活保障に関する調査』」p.82、86

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がん保険に入っておけばよかった!と後悔する人の特徴

医療保険のありがたみは、いざという時に実感するものです。
今は「がん保険なんて必要ない」と思っている人も、もしもの時に「がん保険に入っておけばよかった!」と後悔する可能性があります。

詳しくは「数字で見るがん保険の必要性」の項目で解説しますが、がんは全ての人が注意すべき病気です。
その中でも特に以下の特徴に当てはまる人は、がん保険に入っていないと今後の生活に支障をきたすおそれがありますので、がん保険への加入を検討されることをおすすめします。

1.十分な貯蓄がない

がんの治療は長期にわたりやすく、場合によっては大掛かりな手術をともないます

がんの治療費には公的医療保険が適用されますが、入院中の差額ベッド代や、保険の保障対象外である先進医療の技術料、交通費やウィッグなどに関しても全額自己負担となるため、入院や治療が長引くほど家計に大きな負担がかかってしまいます。

十分な貯蓄がある場合はすぐに生活が困窮する心配はありませんが、蓄えが不十分である場合、長期にわたる入院や治療により収入が減ったり、もしくは途絶えてしまったときに治療費や生活費の工面が難しくなったりする可能性が高く、「がん保険に入っておけばよかった!」と後悔するかもしれません。また、貯蓄がないことによって、治療の選択肢が狭まる可能性もあるでしょう。

2.子どもの教育費がかかる

子どもがいる家庭では、将来の進学に向けて教育費を貯蓄する必要があります。
子ども1人あたりにかかる教育費は進学先によって異なりますが、幼稚園から高等学校までの教育費は以下の通りです。[注2]

幼稚園から高等学校まで 教育費(習い事等含む)
公立 約574万円
私立 約1,838万円

さらに大学に進学した場合は、以下の金額がかかります。[注3]

大学に進学する場合 入学金・授業料・施設設備費(4年間)
国立 約243万円
私立 約469万円

こうした学費以外にも、短期留学や浪人、サブスクールなど想定外の費用がかかるのも教育費の特徴です。がんによる入院で収入が途絶えたり、治療費が家計に大きな負担をかけたりすると、教育費の捻出が難しくなるおそれがあります。

がん保険に入っておけばよかったと後悔する前に、早めに加入を検討しましょう。

[注2]文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」p.4
[注3]文部科学省「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」
    文部科学省「国立大学等の授業料その他費用に関する省令」

3.主たる生計者の人

主たる生計者とは、その世帯で最も収入が多い人のことです。

たとえば、一人暮らしの人や、自分が会社員でパートナーが専業主婦(主夫)やパート、アルバイトの人は、主たる生計者である自分ががんで入院して働けなくなった場合、世帯収入が大幅に減ってしまいます。

とくに、貯蓄が十分でない場合、1〜2ヵ月休職しただけでも家計に困る可能性がありますので、がんになった場合の備えは必要であるといえるでしょう。

数字で見るがん保険の必要性

数字で見るがん保険の必要性のイメージ

がんは日本人の死因第1位です。[注4]

ただし、がんが不治の病といわれたのは昔の話です。厚生労働省の「令和4年(2022) 人口動態統計(確定数)の概況」によると、2022年にがんに罹患して死亡した人の割合は、男性が27.9%で約4人に1人の割合、女性は21.1%で約5人に1人と、罹患率よりも低くなっています。

実際、2009年〜2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は、男性62.0%、女性66.9%と、いずれも6割を超えています。[注5]

がんは早期発見、早期治療をすれば治る病気になりつつありますが、それには入院をともなう治療や手術、さらには再発や転移を防止するための治療なども続けていかなければなりません。
早期発見・早期治療に取り組んだ場合でも、がんは1日や2日で治る病気ではありません。
しっかり治療して日常や社会に戻るためには、「がん保険に入っておけばよかった」と後悔しないよう、備えが必要と言えるでしょう。

[注4]厚生労働省「令和4年(2022) 人口動態統計(確定数)の概況 」p.15
[注5]国立がん研究センター がん対策情報センター「全国がん罹患モニタリング集計 2009-2011年生存率報告」p.39 表17

増えるがん保険の加入率

医療保険全体の加入率に比べると低くなりますが、がん保険やがん特約の加入率は年々増加傾向にあります。

平成13年時点では、がん保険・がん特約の加入率は全生命保険加入者のうち21.2%と2割強に留まっていましたが、その後は年を追うごとに増加し続け、平成19年には31.2%と3割台を突破し、令和4年には4割台(41.9% ※18〜69歳を集計)に乗りました。[注1]

なお、がん保険・がん特約の加入率を性別・年齢別に見ると、男女ともに40代の加入率が最も高く、男性40代は46.4%、女性40代は50.6%に達しています。

厚生労働省がまとめた資料によると、性別や発生部位に関わらず、40代以降にがん罹患率が増加しているため、万一の場合に備えようと考える人が多くなるようです。[注6]

[注6]厚生労働省健康局がん・疾病対策課「平成31年全国がん登録 罹患数・率 報告」p.32

がんの治療にはいくらかかる?

一般的な医療保険とは別に、がんの保障に特化した保険が販売されているのは、がんの治療に多額の医療費がかかることが多いためです。

公益社団法人 全日本病院協会が公開しているデータによると、2022年度の各種悪性新生物(がん)の治療にかかった医療費(公的医療保険適用前)の平均は以下のようになっています。[注7]

がんの種類 1入院当たりの医療費 1日単価
胃がん 約99万6,965円 約7万6,901円
結腸がん 約97万8,567円 約8万4,672円
直腸がん 約115万26円 約8万8,925円
気管支および肺のがん 約91万3,065円 約10万4,558円

上記はステージ全体の平均額ですが、胃・結腸・直腸のがんはステージT〜V、気管支および肺のがんはステージ0〜Tの治療にそれぞれ多額の費用がかかりやすい傾向にあるようです。

また、がんの治療には先進医療を用いるケースもありますが、こちらは公的医療保険の適用対象外となるため、治療費は全額自己負担となります。
具体的な費用は先進医療の種類・内容によって異なりますが、一例を挙げるとがんの治療に用いられる陽子線治療の技術料の平均額は約265万円、重粒子線治療は約316万円となっています。[注8]
入院中は、治療費や手術代だけでなく、差額ベッド代や食事代、日用品費などもかさむため、一日あたりの費用は大きくなってしまいます
こういったさまざまな出費に「がん保険に入っておけばよかった…」と後悔する人も多いでしょう。

[注7]公益社団法人 全日本病院協会「2022年度 医療費(重症度別)【年間】」p.1
[注8]厚生労働省「令和4年6月30日時点における先進医療Aに係る費用」p.4より当社作成

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がん保険の保障内容

がん保険の保障のイメージ

がん保険の保障内容は商品によって異なりますが、ここでは一例として5つの種類とその特徴をまとめました。

診断給付金

診断給付金とは、がんと診断されたときに給付される一時金です。

がんの治療が本格的に始まる前にまとまったお金を受け取れるため、お金の心配をすることなく治療に専念できます。

入院一時金

入院一時金は、がんで入院することになった場合に給付される一時金です。

入院をしたときにまとまったお金を受け取れるため、退院後の通院費などにも充てることができます。入院日数に関わらず、日帰り入院でも給付金を受け取ることができる商品もありますが、保険会社や商品によって異なりますのでよく検討しましょう。

入院給付金

がんで入院した際、1日ごとに受け取れるのが入院給付金です。

一般的な医療保険の場合は支給日数に制限が設けられているケースが多いですが、がん保険は支給日数が無制限になっているものがほとんどで、入院が長引いた場合も安心です。

手術給付金

がんで手術した際に支給される給付金が手術給付金です。

一般的に手術の回数による給付制限はなく、1回の手術につき一定額の保障を受けられます。

通院給付金

通院給付金は、がんの治療で通院した場合に受け取れる給付金です。

商品によっては、退院時に一時金として支給されたり、入院前の通院治療も保障対象となったりするものもあります。

保障内容や給付金額は商品によって異なるため、自分のニーズに合ったものを選ぶことが大切です。

太陽生命のがん保険で十分な備えをしておこう

太陽生命ダイレクト スマ保険の「がん・重大疾病予防保険」は、生まれて初めてがんに罹患し、診断確定されたとき、まとまった一時金を受け取ることができます。

使い道は制限がないため、がん治療で必要なさまざまな支出に対して自由に使うことができます。

がんと診断されるとまとまった一時金がもらえる

生まれて初めてがんに罹患し、診断確定されたとき、契約時に定めた金額をまとめて受け取ることができます。もし長期治療で収入が減少してしまうとなった場合にも備えになるでしょう。十分な貯蓄がない状態で長期入院や治療により収入が減る場合でも、一時金を治療費や生活費に充てれば、金銭的な不安が軽減されます。
がんになってから「保険に入っておけばよかった」と後悔することがないように備えたい方は、ぜひ「がん・重大疾病予防保険」の加入をご検討ください。

重大疾病にも備えられる

「がん・重大疾病予防保険」は、がん以外の所定の重大疾病も保障の対象です。急性心筋梗塞や脳卒中で手術を受けたときや、高血圧性疾患や糖尿病によって所定の重大疾病状態に該当したときも、まとまった一時金を受け取ることができます。
がん以外にも日本人がかかりやすいと言われている病気リスクをカバーしているため、幅広い保障を受けられます。

高額になり得る先進医療にも備えられる

「がん・重大疾病予防保険」に先進医療保険を付加すると、高額になり得る先進医療も保障できます。
先進医療の技術料は、公的医療保険が適用されず全額自己負担となるため、高額になる可能性があります。先進医療保険に加入すれば、高額な先進医療であっても治療費の心配はなく、希望する治療を受けることができるでしょう。

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まずは自分に必要な保障や保険料を確認!

太陽生命ダイレクト「スマ保険」の見積りでは、生年月日と性別を入力するだけで簡単に月々の保険料を試算できます。
かんたん見積りでは、「がん・重大疾病予防保険」だけではなく、「働けなくなったときの保険〔I型〕」や「先進医療保険」など他の保障と組み合わせた場合の保険料の見積りも可能です。自分に必要な保険を選択し、必要な保障と保険料をぜひご確認ください。

まとめ

がんは日本人の死因第1位でもあり、誰もががんと診断される可能性があります

がんの治療は短期間で完治しづらく、治療費も高額になる可能性があるため、保障が入院・手術のみの一般的な医療保険では、給付が少なく、お金が不足するかも知れません。

がんと診断されてから「がん保険に入っておけばよかった…」と後悔することのないよう、早い段階からがん保険への加入を検討しておくことをおすすめします

太陽生命ダイレクトスマ保険「がん・重大疾病予防保険」なら、生まれて初めてがんに罹患し、診断確定されたとき、まとまった一時金が給付されます。

がんだけではなく、日本人がかかりやすいと言われている重大疾病のリスクもカバーしているため、幅広い保障を受けられます。

先進医療を受けた場合も、1回あたり最高1,000万円、通算2,000万円を限度に保障を受けられますので、もしものときの備えを確保したい方は、ぜひご検討ください。

※当コラムでは商品の概要を説明しています。詳細につきましてはこちらをご確認ください。

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