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妊娠初期症状はいつから始まる?
症状が出たら注意すべきポイント

妊娠期間は、妊娠初期・妊娠中期・妊娠後期の3つに区分されますが、まだまだお腹が目立たない妊娠初期でも、妊娠特有のさまざまな症状が現れ始めます。
人によっては妊娠初期症状をきっかけに妊娠に気付くこともありますが、初期症状の有無や具体的な症状には個人差がありますので、気になる症状がある場合は産婦人科に診てもらいましょう。

この記事では、妊娠初期症状が出始める時期や、症状が出始めたときに注意することについて解説します。

妊娠初期症状はいつから始まる?

妊娠の初期症状のイメージ

妊娠初期症状とは、妊娠0週〜15週までの妊娠初期のうち、特に前半(妊娠8週くらいまで)に起こりやすい諸症状のことです。

妊娠週数は、最終月経の第1日目を0週0日とし[注1]、以降は7日が経過するたびに1週・2週と増えていきますので、妊娠3週目は最終月経が始まった日から数えて21日目〜27日目にあたります。

一方で、妊娠初期症状がほとんど現れず、生理が遅れて初めて妊娠に気付くという方も少なくありません。

妊娠初期症状は誰にでも必ず起こるものではありませんので、初期症状がない=妊娠の可能性ゼロというわけではないことを覚えておきましょう。

[注1]厚生労働省「働く女性の母性健康管理のために」

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妊娠初期症状が出る理由

妊娠をきっかけにさまざまな症状が現れるのは、hCGホルモン・卵胞ホルモン・黄体ホルモンという3つのホルモンの分泌量が変化するためといわれています。

hCGホルモンは、受精卵から絨毛(じゅうもう)が発生して胎盤が形成された時に分泌され始めるホルモンのことで、妊娠を維持するはたらきがあります。

一方の卵胞ホルモンと黄体ホルモンは妊娠していない時でも分泌される女性ホルモンですが、妊娠すると分泌量が増加し、胎盤の発達を助けたり、子宮内膜の形成をサポートしたりする役割を担っています。

妊娠初期症状を確認したら注意すること

タバコを控えるイメージ

妊娠初期症状を確認したら、日常生活で以下のような点に注意する必要があります。

1.タバコ・お酒は控える

喫煙や飲酒の習慣がある方は、妊娠初期症状を確認した時点で、タバコ・お酒を控えましょう。

特に喫煙は母胎だけでなく、胎児の発育に悪影響を及ぼすことが懸念されており、低出生体重児となるリスクが約2倍になるほか、早産や自然流産、周産期死亡(妊娠28週以降の死産および生後1週間以内の早期新生児死亡)の危険性が高くなるといわれていますので、きっぱり禁煙するのがベストです。[注2]

[注2]厚生労働省「Q 妊娠中の健康への悪影響について」

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2.薬・サプリメントの服用は慎重に

ママが口から取り入れたものは、血液を通してお腹の赤ちゃんに行き渡る可能性があります。

普段から薬やサプリメントを服用している方は、かかりつけの医師に相談し、使用の可否を判断してもらってから服用しましょう。

3.カフェインの摂取は控える

カフェインが胎児に与える影響についてはまだ確定されていませんが、WHO(世界保健機関)や、FSA(英国食品基準庁)では、母胎および胎児への影響を懸念し、カフェインの過剰摂取を控えることを推奨しています。[注3]

カフェインの摂取をゼロにする必要はありませんが、1日あたりの摂取量はコーヒー2杯程度に抑えた方がよいでしょう。

[注3]厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A 〜カフェインの過剰摂取に注意しましょう〜」

4.葉酸を積極的に摂取する

水溶性ビタミンB群の一種である葉酸には、胎児の先天性異常である神経管閉鎖障害を予防するはたらきがあります。[注4]

葉酸はグリーンアスパラガスやさつまいも、ほうれん草などに多く含まれていますので、普段の食生活などに上手に取り入れていきましょう。

各食品の葉酸が含まれる量

[注4]厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針〜妊娠前から、健康なからだづくりを〜解説要領」

まとめ

妊娠初期にはさまざまな症状が現れますが、その大半はホルモン分泌の変化などによるもので、母胎や胎児に悪影響を与えるものではありません。

一方で、人によっては妊娠初期症状が現れないこともありますが、妊娠の可能性はゼロではありませんので、生理が遅れるなどの変化が見られた場合は産婦人科を受診しましょう。

なお、妊娠したら、母胎の健康や胎児の発育に害をもたらす生活習慣はあらためる必要があります。

日頃から基礎体温をつけたり、健康に気を付けていたりすると、自身の変化にも気付きやすく、いち早く妊婦さんに適した生活習慣を送ることができるでしょう。

また、妊娠中や産後は心身のバランスを崩したり、思いがけないトラブルが起こったりしやすい時期ですので、万一の場合に備える出産保険への加入を検討するのもおすすめです。

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