がん保険
がんの再発率はどれくらい?
再発したときに備えよう
この記事では、がんの再発率や再発の予防法、がんの再発への備えとしておすすめの保険について解説します。
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持病がある方も、がんを経験した方も入りやすい
がんと診断された方の5年生存率
5年生存率(5年相対生存率)とは、あるがんと診断された方が治療によって5年後にどれだけ生存しているかを示した割合です。5年相対生存率は日本人全体で5年後に生存している方の割合と比べてどれだけ低いかで表され、100%に近いほど、治療によって生存できるがんといえます。[注1]
一般的にがんは5年以上を経過すると再発のリスクが下がるとされているため、5年生存率(5年相対生存率)はひとつの基準といえるでしょう。
国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービスが発表した、2009年から2011年のがん診断例の5年相対生存率は男性で62.0%、女性で66.9%、男女合計で64.1%となっています。[注2]
また、主ながんの種類別の5年相対生存率は次のとおりです。[注2]
男性 | 女性 | 男女計 | |
---|---|---|---|
口腔・咽頭 | 60.7% | 69.4% | 63.5% |
食道 | 40.6% | 45.9% | 41.5% |
胃 | 67.5% | 64.6% | 66.6% |
大腸(結腸・直腸) | 72.4% | 70.1% | 71.4% |
結腸 | 72.8% | 69.4% | 71.2% |
直腸 | 71.7% | 71.9% | 71.8% |
肝および肝内胆管 | 36.2% | 35.1% | 35.8% |
胆のう・胆管 | 26.8% | 22.1% | 24.5% |
膵臓 | 8.9% | 8.1% | 8.5% |
胃がん、結腸がん、直腸がんのように全体の5年相対生存率を上回っているがんがある一方、胆のう・胆管がん、膵臓がんのように全部位の5年相対生存率を大きく下回ってしまっているがんもあります。
[注1]国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービス「5年相対生存率」
[注2]国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービス「地域がん登録によるがん生存率データ(1993年〜2011年診断例)(5年生存率)」
がんの再発率はどれくらい?

次にがんが再発してしまう理由、がんの再発率を確認しましょう。
そもそもがんはなぜ再発してしまう?
がんの治療は、主に手術や放射線治療、薬物療法(抗がん剤治療)、免疫療法などが用いられます。しかし、目に見えないほど小さいがんは手術で取り切れないことがあります。また、放射線治療、薬物療法によって縮小したがんが再び大きくなったり、他の場所に転移したりすることもあるのです。
このように、取り除いたと思っていたがんが残っていると再発してしまう可能性があると考えられます。
しかし、がんが発見された時点で、多くのがんは目に見える見えないに関わらず、別の場所に転移しているとされています。そのため、再発は珍しいことではないといえます。[注3]
[注3]国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービス「再発、転移とは」
がんの再発率
実際のがんの再発率はどれくらいなのでしょうか。男女ともに罹患率が高い大腸がんを例に確認してみましょう。なお、男性の大腸がん罹患率は15.5%、女性の大腸がん罹患率は15.6%となっています。[注4]
大腸がんを手術で取り切った治癒切除後のステージ別再発率は次のとおりです。[注5]
ステージ | 再発率 |
ステージT | 5.7% |
ステージU | 15.0% |
ステージV | 31.8% |
大腸がんの進行度は0期〜W期の5段階で表します。[注6]
比較的早期の段階といえるステージTでさえ再発の可能性があることから、早期発見のがんであっても再発する可能性が考えられます。
[注4]厚生労働省「平成30年 全国がん登録 罹患数・率 報告」
[注5]大腸癌研究会「大腸癌治療ガイドライン医師用2019年版」表7
[注6]国立研究開発法人国立がん研究センターがん情報サービス「大腸がん(結腸がん・直腸がん) 治療」
知っておきたい!がんの再発予防とできる備え
がんは再発の可能性がある病気のため、再発の予防に取り組むことが大切です。ここでは、がんを経験した方向けに、がんの再発予防を紹介します。がんの再発予防のなかには日頃からできることがあるので、普段の生活から取り組みましょう。
日常でできること
健康的な体重を維持するためには、高カロリーの食物や飲み物の制限が必要です。厚生労働省e-ヘルスネット「BMI」によれば、普通体重はBMIが18.5以上、25.0未満を普通体重としています。[注7]
BMIは体重(kg)÷(身長(m)の2乗)で求められます。たとえば身長170cm、体重75kgの方のBMIは次のようになります。
● 75÷(1.7×1.7)=25.95
BMIが25.0を超えているため、減量が必要といえます。
また、がんの再発予防には食生活にも配慮しましょう。たとえば加工肉や赤肉を控えて野菜や果物を食事に取り入れます。いままで肉が中心の食事をしていた方は、野菜中心の食事にしてみましょう。一日に摂取する野菜は350g以上が目標とされています。[注8]
[注7]日本肥満学会「肥満度分類」
[注8]厚生労働省「栄養・食生活」
術後補助療法
がんの再発予防は日常でできること以外にもあります。がんは手術後に術後補助療法として薬物療法や放射線治療が行われます。術後補助療法の目的は、がんの再発や転移のリスクを減らすことです。術後補助療法が行われるかは、がんの種類、広がり方、患者の体の状態によって異なります。
がん治療費も備えよう
術後補助療法が行われているように、がんは手術が終わった後も治療が続きます。そのため、治療が長期にわたってしまう可能性があります。長期にわたる治療を安心して受けるためには、ある程度の費用を準備しておくことも大切です。
がんは再発の可能性があるため、過去にがんを経験している方も、万が一の場合に備えておきましょう。
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持病がある方も、がんを経験した方も入りやすい
太陽生命の持病があっても入りやすい「がん保険」をご紹介

太陽生命では、持病をお持ちの方や過去にがんを経験している方でも、簡単な5つの告知項目に該当しなければ申し込みいただける「がん保険」を用意しています。
この保険は次のような方におすすめです。
例えば
● 持病をお持ちで保険の申し込みを断られた方
● がんの治療歴(入院・手術等)があり、がん保険をあきらめていた方
● がんが再発したときに備えて、がん経験者でも申し込めるがん保険を探している方
など
太陽生命ダイレクト「スマ保険」の告知緩和型がん診断保険は、告知項目に該当しなければ申し込みいただけますので、選択緩和型のがん保険に興味をお持ちの方は、ぜひ「スマ保険」告知緩和型がん診断保険をご検討ください。(注)
(注)健康状態についてより詳細な告知などを行うことによってこの保険よりも保険料が割安で保障の充実した他の保険に申し込みいただける場合があります。
商品のポイント
告知緩和型がん診断保険
告知緩和型がん診断保険は、がんと診断された際に20万円〜1,000万円まで受け取れる一時金をご準備いただけます。がんに罹患した場合は、治療費がかかるだけでなく、収入が減少する可能性がありますので、一時金で受け取ることで療養費・治療費だけでなく、生活費等にも備えられます。
また、お客様の希望に合わせて、保険期間も10年と終身がお選びいただけます。
告知緩和型がん治療保険
告知緩和型がん治療保険は、がんの治療を受けた月ごとに給付金が受け取れる保険です。そのため、治療が長引いた場合であっても保障を受け続けられるので安心して治療を続けていただけます。対象となる治療は次のとおりです。
● 手術
● 放射線治療
● 抗がん剤治療
● ホルモン剤治療
● 緩和療養
● がんゲノムプロファイリング検査
※お支払いの対象となるのは公的医療保険制度の対象となる所定の診療行為のみです。
太陽生命ダイレクト スマ保険のホームページでは、性別と生年月日を入力するだけで簡単に保険料を試算することができますので、気になった方はぜひ、お気軽に保険料の試算をしてみてください。
まとめ
がんは再発や転移する可能性があります。たとえば、大腸がんは比較的早期のステージTでも再発率は5.7%、ステージVでは31.8%です。そのため、一度がんを経験した方のなかには再発や転移に不安を感じている方もいるかもしれません。また、再発率は、がんの種類によって異なります。よりご自身にあったがんへの備えをしておきたいと考えていらっしゃる方は、ぜひ太陽生命ダイレクト「スマ保険」の「告知緩和型がん診断保険」、「告知緩和型がん治療保険」をご検討ください。
※当コラムでは商品の概要を説明しています。詳細につきましてはこちらをご確認ください。
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