太陽生命

女性

年代別にみる女性特有の病気!
ライフステージごとにリスクを知っておこう

治療や入院、手術をともなう疾病 の中には、女性がかかりやすい病気がいくつかあります。

女性特有の病気やトラブルに見舞われるリスクは年代によって異なりますので、現在、そして今後の疾病リスクについてしっかりチェックしておくことをおすすめします。

この記事では、女性特有の病気にかかるリスクをライフステージごとに解説します。

目次

【20代〜30代で気をつけたい病気】

20代〜30代は年齢的に若く、病気や体のトラブルとは無縁と思われがちです。

しかし、20代〜30代は、就職や結婚、妊娠・出産など、ライフステージに大きな変化が起こりやすい年代でもあります。

生活環境が変化すると、心身に大きな負担がかかりやすく、ストレスや疲労、ホルモンバランスの乱れなどから、体に異変が起こるリスクが高くなる傾向にあります。

以下では、20代〜30代の女性が注意すべき病気・トラブルの主な症例を3つご紹介します。

1.月経関連の病気

女性は慢性的なストレスを抱えていると、ホルモンバランスの乱れから、月経関連の病気にかかりやすくなります

具体的には、月経の周期が乱れる「月経不順」、月経前にイライラや便秘、肌トラブルなどの不調が起こる「月経前症候群(PMS)」、月経中に下腹部痛や腰痛、頭痛などの症状に悩まされる「月経困難症」などが挙げられます。

月経前あるいは月経中の不調は多くの女性が経験しますが、人によってはベッドから起き上がれなくなるほどつらい症状に見舞われることもあります。

また、こうした月経関連の病気の裏には、子宮筋腫や子宮内膜症といった別の病気がひそんでいることもあり、医療機関で専門的な治療を受ける必要があります。

女性疾病にも備えられる医療保障はコチラ

2.甲状腺の病気

代謝をつかさどる「甲状腺ホルモン」が体内で過剰に分泌されると、バセドウ病と呼ばれる甲状腺疾患を発症することがあります。

バセドウ病に罹患すると、発汗や動悸、指の震え、疲れやすい、軟便・下痢、精神的なイライラ、生理が止まるなどといった症状が出始め、日常生活に支障を来すようになります。

バセドウ病は男性も罹患する病気ですが、女性の罹患率は男性のおよそ3〜5倍といわれており、女性特有疾患のひとつに数えられています[注1]

[注1]一般社団法人 日本内分泌学会「バセドウ病」

3.乳がん・卵巣がん・子宮がん

がんというと、中高年以降の年代に多い病気というイメージがありますが、乳がんや卵巣がん、子宮がんなど、女性特有の器官にまつわるがんは比較的若いうちから発症リスクが高くなります。

実際、厚生労働省の統計によると、乳がん・卵巣がん・子宮がんのいずれも20代〜30代以降から罹患率が上昇し始めています。[注2]

がんに罹患すると、心身はもちろん、経済的にも負担がかかるため、万一の場合に備えておく必要があります。

[注2]厚生労働省「平成29年全国がん登録 罹患数・率 報告」P30,P32

【40代〜50代で気をつけたい病気】

女性特有の病気に悩まされている様子

40代〜50代はまだまだ仕事や子育てに奮闘している年代である一方、加齢による衰えが目立ち始める年齢でもあり、心身の不調に悩まされやすくなります。

また、40代後半になると更年期の症状が現れ始めますが、それ以外にも気を付けたい病気がいくつかありますので、日頃から自分の体調に注意を払うことが大切です。

ここでは40代〜50代の女性が気を付けたい病気を3つご紹介します。

1. 乳がん・卵巣がん・子宮がん

乳がん・卵巣がん・子宮がんは20代〜30代でもかかる可能性がありますが、40代以降になると罹患率はさらに大きく上昇します。

特に乳がんの罹患率は20代〜30代の平均と比べると40代〜50代の平均は7倍以上に及んでおり、このことから定期的な検査を受けることが望まれます。[注3]

[注3]厚生労働省「平成29年全国がん登録 罹患数・率 報告」P34

女性疾病にも備えられる医療保障はコチラ

2.更年期障害

女性は閉経期前後の10年間に、卵巣ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少し始め、症状が現れます。

女性ホルモンの分泌量が低下すると、のぼせや顔のほてり、動悸、息切れ、発汗、頭痛やめまい、イライラなど、心身にさまざまな不調を来すようになります。

閉経を迎えると、これらの症状に加えて膀胱炎や関節痛、無気力感といった症状が現れ始め、さらに心身への負担が大きくなります。

人によっては日常生活に大きな支障を来すため、病院でホルモン剤などの薬物療法や漢方療法などの治療を受ける必要があります。

【60代以降で気をつけたい病気】

60代以降になると、加齢や閉経などの影響で心身に異常やトラブルが発生しやすくなります。

閉経を迎えれば月経関連のトラブルはなくなりますが、女性ホルモンの分泌減少にともなうトラブルに悩まされるようになるため注意が必要です。

また、60代以降は女性特有の病気以外の疾患リスクも高くなるため、幅広い病気に備えておくことが大切です

ここでは、60代以降の女性が気を付けたい疾病を2つご紹介します。

1.がん

40代くらいまでは乳がんや卵巣がん、子宮がんなどのリスクが突出して高い傾向にありますが、60代以降になると女性特有のがんだけに限らず、胃がんや大腸がん、肺がんなど、他の部位のがんリスクも高くなってきます

特に大腸がんや肺がんは、乳がんに次いで罹患数が多いがんであり、死亡数で見ると大腸がん・肺がんが乳がんより上位に位置しています。[注4]

がん罹患数の順位
がん死亡数の順位

[注4]国立がん研究センター「最新がん統計」2018年,2019年

2.更年期関節症

女性ホルモン「エストロゲン」の受容体は、筋肉や腱などの関節組織にも分布しており、節々の柔軟性を維持する働きを担っています。

更年期にエストロゲンの分泌が不安定になると、関節の柔軟性が徐々に失われ、手足にこわばりや痛みを感じるようになります。

日常生活に支障が出るほどつらい症状が出る場合は、病院でホルモン補充療法による治療を行います。

女性特有の病気に備えよう!

女性特有の病気に備える様子

女性特有の病気は、若ければ罹患しないというわけではなく、20代や30代でも罹患リスクがあります。

特にがんに罹患すると、治療が長期にわたりやすく、経済面の負担はかなり大きくなります。

入院中の収入が減少もしくは途絶えてしまうことを考えると、貯蓄が十分ないと治療費や生活費をカバーするのは難しくなりますので、公的医療保険とは別に、民間の医療保険に加入していざという時に備えることが大切です。

病気や身体のトラブルに対応できる医療保険はいろいろありますが、女性の場合は若い頃から女性特有の疾患リスクが高い傾向にありますので、女性疾病に対する保障が手厚い保険を選ぶと安心です

まとめ

女性の病気リスクは年代によって異なるものの、20代〜60代以降まで、ライフステージごとに何かしらの疾患リスクがあります

「年齢のせい」「疲れのせい」などと自己判断していると、知らない間に病気が進行してしまう可能性もありますので、気になる症状がある方は早めに病院を受診し、適切な診断・治療を受けることをおすすめします。

また、現在健康であっても、いつ・どんな病気にかかるか予測することは困難ですので、若いうちから病気・身体のトラブルに対応できる医療保険への加入を検討しましょう。

「スマ保険」の女性入院一時金を組み合わせたプランなら、乳がんや子宮がん、卵巣がんはもちろん、子宮筋腫や卵巣のう腫といった女性特有の病気による入院が日帰りから保障され、まとまった一時金を準備することができます。

女性特有の疾患に対する保障がない、または不十分だと感じている方は、ぜひ「スマ保険」の女性入院一時金を組み合わせたプランへの加入をご検討ください。

「女性」の記事一覧へ戻る

他のカテゴリーを見る

女性の疾病保障が手厚い
医療保険はコチラ