太陽生命

基礎知識

生命保険とは?仕組みや役割、
種類などの基礎知識をわかりやすく解説!

生命保険の加入を検討しているけれど、難しくてよく分からないと思ったことはありませんか?

この記事では、生命保険とは何かいまいちよく分からない人に向けて、生命保険の仕組みや、保険の種類、加入するメリットとデメリットについて分かりやすく解説しています。生命保険とはそもそもどの様なものなのか、この機会にぜひ知っておきましょう。

目次

生命保険とは?

生命保険とは、加入者がそれぞれ保険料を出し合い、万が一のことが起こった人に対して、保険料として集めたお金の一部を使用して損失に充ててもらう「相互扶助」という仕組みで成り立っています。この仕組みがあるからこそ、保険に加入をしている人は、万が一のときに保険金を受け取ることができて、有事への備えとしているのです。

生命保険の役割は主に5つ

生命保険の主な役割を5つご紹介します。

1.死亡・高度障害への備え

保険の対象となる被保険者が死亡・高度障害状態になったときに、保険金を受け取れます。なお、高度障害状態とは、病気やケガにより身体の一定の機能が重度に低下している状態を言い、その状態については、各保険会社が契約内容や条件などを記した文書である約款に定めています。

主に、自分に万が一のことがあったときの遺族の生活費、お葬式代の準備費用として利用することができ、死亡保険、収入保障保険などが代表的な保険です。また、相続対策として死亡保険を活用する場合も多いです。

2.病気・ケガの保障

被保険者が病気・ケガで入院した場合の入院費用や手術費用が保障されます。医療保険が代表的な商品ですが、その他がんに特化したがん保険や、三大疾病、七大疾病など保障の対象となる疾病を限定した保険も数多くあります。

3.介護への備え

被保険者が、保険会社所定の要介護状態が継続している場合等 に、一時金や年金形式で保険金を受け取れます。

所定の要介護状態とは、国の公的介護保険に連動しているタイプと、保険会社独自の基準を定めているタイプがあります。

4.働けなくなったときの保障

死亡・高度障害には至っていないものの、ケガや病気で長期間働けなくなったときの収入の減少をカバーするための保険です。就業不能保険が代表的な商品です。

5.貯蓄にも活用できる

生命保険には、掛け捨てタイプと積み立てタイプの2つがあり、そのうち積み立てタイプの生命保険は貯蓄にも活用することができます

加入する年齢によっては、払った保険料よりも多くお金を受け取ることができ、受け取り方も、年金形式、一時金どちらでも受け取れるのが一般的です。

預貯金を使って貯蓄をする方法と、保険を活用する方法を比較して、「貯蓄は三角、保険は四角」と言う言葉がよく使われます。以下で詳しく見ていきましょう。

・貯蓄は三角、保険は四角

(毎月1万円を10年間預貯金で積み立てた場合)
毎月1万円を積み立てていて、10年後に仮に死亡した場合それまでに積み立てられた金額は120万円に留まります。

貯蓄は少しずつお金をためていくために三角形のグラフになります。三角形が大きくなる前に万一の事がおきたら、元利合計では足りないかもしれません。

(月々の保険料1万円、保険金額500万円の終身保険に加入した場合)
保険の場合は、毎月1万円を支払い、10年後に仮に死亡した場合、500万円の保険金を受け取ることができます。

保険は受取金額が決まっているために、四角形のグラフとなります。そのため、いつ万一の事がおきても必要な額を受け取ることができて安心。

極端な事例では、加入をして、1カ月後に万が一のことがあっても500万円の保険金を受け取ることができます。

そして、満期、または払込終了年齢以降に解約をすれば積立額相当または払込金額以上の解約払戻金を受け取ることができます(ただし保障内容や加入年齢により異なり、満期前に解約した場合は解約払戻金が積立金よりも少なくなる場合もあります)。

預貯金を使って、貯蓄が積みあがっていくさまを形で表し、預貯金を使った貯蓄は「三角」と表現されます。

保険を使った貯蓄は、積み立てている間に万が一のことがあっても、いつでも決まった保険金(今回の場合は500万円)を受け取れることから「四角」と表現されます。

保険を使って貯蓄をすると、貯蓄の機能と保険の機能を両方兼ねることができるのです。

生命保険とは具体的にどんな保険の種類があるの?

生命保険とは具体的にどんな保険の種類があるのかを表したイメージ

生命保険のタイプは主に以下の3つに分類できます。

1.死亡保険

被保険者が、死亡・高度障害状態になった場合に保険金が受け取れる保険で、定期保険、収入保障保険、終身保険などが該当します。

定期保険

5年、10年のように保険期間が定まっている生命保険です。満期時や解約時に戻ってくるお金は全く無い「掛け捨て」タイプのものが多く、解約払戻金があってもごくわずかのことがほとんどです。

収入保障保険

保険期間が定まっていて、掛け捨てという点は定期保険と同じですが、万が一のことがあった際に、定期保険がまとまった保険金を一度に受け取れるのに対し、収入保障保険は年金形式で、毎月15万円、20万円という形で受け取れます。受け取り開始時に一括で受け取ることも可能ですが、総受け取り額は少なくなります。

終身保険

保障が一生涯継続する生命保険です。解約をすると、それまでの加入期間に応じて解約払戻金が受け取れます。
積立型、または貯蓄型の保険といわれます。

2.生存保険

保険契約の被保険者が、ある一定期間生存していた場合に、保険金が受け取れる保険です。代表的な生存保険が年金保険であり、主に老後資金準備を目的として加入する保険です。

3.生死混合保険

保険期間中に死亡・高度障害状態になった場合は死亡・高度障害保険金、満期まで生存すると満期保険金が受け取れる保険です。死亡保険と生存保険を組み合わせているので、生死混合保険といわれます。代表的な商品として養老保険があります。

以上が、生命保険の基本の3タイプですが、これらに加えて、病気やケガをして入院や手術をした場合に給付金を受け取れる医療保険や、特定の病気に罹患した場合に一時金などを受け取れる生前給付保険などもあり、多種多様です。

生命保険には加入するべき?メリットとデメリット

生命保険のメリットとデメリットのイメージ

生命保険とは何かをより理解するために、生命保険へ加入をするメリットとデメリットについて考えてみましょう。

メリット

生命保険に加入していれば、万が一のことが発生した際に保険金や給付金として保障を受けることができます。生命保険のタイプによっては、葬式費用や遺族の生活費、教育費などに充てたり、治療費に充てることができるので安心です。

また、死亡保険は相続対策としても活用できます。受け取る死亡保険金は一定金額まで非課税となり、相続税を抑えられるためです。

他にも、生命保険に加入し保険料を払い込んでいる間は、生命保険料控除として所得控除を適用できるため、所得税、住民税を軽減できるというメリットがあります。

デメリット

生命保険に加入すると、万が一への備えという安心と引き換えに、毎月の保険料の支払いが発生します。そのため、よく検討せずに必要保障額以上の生命保険に加入したり、同じ保障の商品に複数加入してしまうと、家計を圧迫する可能性があるため注意が必要です。

まとめ

生命保険とは、契約者が少しずつ保険料を出し合って大きな資金を作り、万が一のことが起こった人に対してその資金の一部を保険金として支払うという相互扶助の仕組みで成り立っています。

仮に一家の大黒柱を亡くした場合でも、遺された家族は受け取った保険金を活用して、通常の生活に戻れるよう生活を立て直すことが可能です。また、子どもがいる場合は、教育費に充てることも可能でしょう。

一言で生命保険といっても、死亡・高度障害を条件とする場合や、病気・ケガのときに備える医療保険などさまざまな種類があります。年齢や家族構成によって選ぶべき保険も異なります。それぞれの特徴を理解して、自分にあった保険を選びましょう。

また、医療保険をご検討の方はスマ保険の「入院重点プラン」もご参考になさってください。

「保険の基礎知識」の記事一覧へ戻る

他のカテゴリーを見る

手頃にしっかり備えられる
医療保険はコチラ